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「みなとコンシェルジュ」、リサイクルタオル募る-災害地域に寄付へ

タオルの寄付で協力したヘアサロン「リンダ」

タオルの寄付で協力したヘアサロン「リンダ」

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 みなとコンシェルジュ(港区)は、災害地域にリサイクルタオルを送る「タオルプロジェクト」を立ち上げ、自宅や店舗で使わなくなったタオルを募集している。

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 港区麻布地区総合支所区民参画組織「麻布を語る会」参加メンバーが中心となり、「人のつながり」の仕組みについて考えるコミュニティーデザイン、「生まれる」「育てる」「営む」「暮らす」に関わる公・民の情報と活動を共有し発信している同グループ。

 タオルプロジェクトは、代表の逸見さんがツイッターで、洪水で被害があった被災地からの支援物資依頼を見たことがきっかけ。直接大分県の社会福祉協議会に連絡を取ったところ、リサイクルタオルが不足していることを確認した。そこで、災害の被災地域に掃除用のタオルを送り、泥や水に漬かってしまった住宅や家財の掃除用として使用してもらおうと呼び掛けたところ、急速に協力の輪が広がっている。タオルは被災地の社会福祉協議会やボランティア拠点に送られる。

 募集しているタオルは、幅30センチメートル、長さ70センチメートル以上(大判可)で、洗濯済みのもの。1枚から受け付け、港区東麻布狸穴坂下に平日18時~21時に設置される「タオルポスト」(7月中)で回収する。約30枚以上のまとまった枚数であれば引き取り便を出すことも可能。

 同時に、仕分け発送、引き取り便ボランティア、回収ポストとチラシ設置の協力先、発送に使用する段ボールの寄付、保管場所、輸送ルートの知恵も募集している。

 「全国からたくさんのボランティアが復旧作業に入り、掃除をしている。水や汚れを落とし、早く元気になってもらいたい。皆さんのタオルを分けていただき元気と一緒に送りたい」と逸見さん。「災害が起こってから集めるのでは間に合わないこともあるので、いつも備蓄しておき、すぐ対応できるよう通年を通したプロジェクトとして考えている」と、募集期間の期日は設けない。

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