麻布十番のオーガニックワインとライフグッズ専門店「MAVIEplus（マヴィプラス）麻布店」（港区麻布十番2、TEL 03-6435-0252）が2月4日、フード持ち込みが可能な「BYOF（Bring Your Own Food）スタイル」の立ち飲みスペースを新設した。経営はマヴィ（港区）。

ワインショップの中に設けられた立ち飲みスペース

　2011年11月に4社が共同で出店し、昨年からは同社のみで運営していた。同社では2010年、自分のワインをお気に入りの店で楽しむための「ワイン持ち込み文化」を普及するため、持ち込み可能な飲食店および宿泊施設を紹介するBYO（Bring Your Own）clubのサイトを開設。現在235店舗の登録があるという。

　「高価なワインは料理と合わせるのが難しいため、いいレストランに持ち込んでほしい。その逆にカジュアルなワインはさまざまな料理に合うので、フードを自由に持ち込んで店内のワインを気軽に飲んでいただきたい。麻布十番はグルメな街で、名店と呼ばれる店もたくさんある。テークアウトして持ち込んでもいいし、自分の作った料理でも、出前を取ってもよい」と同社の田村安社長。東麻布に店を構える「和 in Kitchen Mogoo」による簡単なつまみ（500円）や、同店で販売しているソーセージや乾き物など（300円～）も用意する。

　店内ではオーガニックワインを200種以上販売しているが、抜栓料500円でどれでも自由に飲むことができるほか、常時約22種類のグラスワイン（400円）や日本酒、ソフトドリンクなども用意する。同店向かいの韓国料理店「ファンソ」、タイ料理店「サムロー」、焼き鳥店「鳥章」をはじめ、「SAVOYとまとちーず店」（ピザ）、「ポワンタージュ」（パン）、「福島屋おでん」などテークアウト可能店のリストも提供する。

　プレオープンではフランス人のファミリーが立ち寄り弁当を食べていくなど、外国人の利用が多いという。「17時までは椅子を用意しているので、ゆっくり過ごせておすすめ」と田村さん。

　営業時間は、平日＝12時～20時30分、土曜・日曜・祝日＝11時～20時（いずれも17時から立ち飲み）。フードの持ち込みは無料。