六本木ヒルズ（港区六本木6）で11月12日・13日、日本の食文化を支える生産者への感謝の気持ちを再発見するイベント「東京ハーヴェスト」が開催される。主催はオイシックス（品川区）、カフェ・カンパニー（渋谷区）、一般社団法人東の食の会。

わらでできた全長7メートルの巨大牛

　農家・漁師・酪農家など生産者への感謝と尊敬の気持ちを形にして伝えたい、という思いから始まった同イベント。開催3回目となる昨年は、2日間で約3万5千人を集めた。今年はアーティスト、シェフ、クリエーターなどさまざまな分野のプロが「クリエイターボードメンバー」として参画し、よりクリエーティブな視点で多種多様なコンテンツを展開するという。

　全20店舗以上が出店。各地から「厳選」された食材のマルシェ、限定メニューを販売するキッチンカー、100人以上が1度に着席できる大きな食卓「ターブルドット」、全長7メートルの「巨大わらアート」、農場体験ができるアトラクション型農場などが登場。アーティストによる音楽ライブなども行われる。

　「東京ハーヴェストは3万人以上が訪れる都心の収穫祭。東京は世界一ミシュランの星の数が多い都市だが、普段の食生活でその料理の食材を作っている生産者や産地に思いをはせることは多くないと思う。豊かな日本の食を育む各地域の風土・文化・歴史を楽しみながら再発見し、東京から日本全国、世界へと『おいしい日本』を発信する食の祭典を目指す」と広報担当者。

　開催時間は11時～19時（13日は19時30分）まで。入場無料。11月17日まで、ミシュラン1つ星のレストラン「Jean-Georges Tokyo」（港区六本木6）の米澤文雄シェフによる限定ディナーが当たるSNSキャンペーンも展開中。詳細は公式ホームページで確認できる。