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六本木のギャラリーで「アリス」展 コラボメニューやグッズ販売も

物語に登場する「狂ったお茶会」のインスタレーション

物語に登場する「狂ったお茶会」のインスタレーション

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 「特別展アリスーへんてこりん、へんてこりんな世界ー」(TEL 050-5541-8600)が現在、六本木ヒルズ森タワー「森アーツセンターギャラリー」(港区六本木6)で開催されている。

物語の中の広間をイメージし、たくさんのドアを並べた展示会場

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 英国立博物館「ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館」(以下V&A)での開催を皮切りに、世界巡回中の同展。1865年に英国で誕生した物語「アリス」にまつわる海外所蔵作品約300点や資料の展示、体験コンテンツを用意する。

 展示は、ルイス・キャロル手書きの構想や、物語が生まれた時代背景、日本で描かれた「不思議の国のアリス」原画などを紹介する「アリスの誕生」、1951(昭和26)年公開のディズニー映画をはじめ、2つのアリスの物語「映画になったアリス」、芸術家のサルバドール・ダリや草間彌生が描く「新たなアリス像」、原作に忠実な内容から風刺やパロディー、現代の観客用に翻訳されたものなどの紹介する「舞台になったアリス」、アリスに影響を受けたファッション展示「アリスになる」の5章で構成する。

 グッズショップでは、「チェシャ猫のぬいぐるみ」(3,200円)、ジョン・テニエルの挿絵を使ったA3ポスター(8種=各800円)、文房具やファッション雑貨などを販売する。併設のレストラン「THE SUN & THE MOON(ザ サン アンド ザ ムーン)」では、同展期間中のコラボメニューとして、アフタヌーンティー(5,500円)、チェスの駒をイメージしたカクテル「Black or White ?」(1,600円)などを用意する。

 今回の特別展の翻訳を監修した高山宏さんは「1850年代に作られた前衛的な『夢の世界』。当時は女の子がこんなに活発に動く物語などなかった。今どきの少女たちにぜひ見てほしい」。V&A学芸員のケイト・ぺイリーさんは「『アリス』は世界的な現象であり、その物語とキャラクターは国境も時代も超えている。特別展に来ていただき、ぜひ『鏡』の向こう側に自分だけの世界を夢見てほしい」と話す。

 開催時間は10時~20時。入場料は、一般=前売り1,900円・当日2,100円・土曜・日曜・祝日2,300円、大学・専門学校生=同1,300円・同1,500円・同1,700円、高校生=同1,100円・同1,300円・同1,500円、小中学生=同500円・同700円・同900円、未就学児無料。10月10日まで。

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