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麻布十番に本多誠一シェフのモダンスペイン料理「スリオラ」-スペインに恩返し

スペイン・サンセバスチャンのイメージでまとめられた店内

スペイン・サンセバスチャンのイメージでまとめられた店内

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 麻布十番に4月15日、9年の海外修行後、東京のガストロノミーレストランでシェフを務めた本多誠一さんのスペイン料理店「ZURRIOLA(スリオラ)」(港区麻布十番3、TEL 03-5730-0240)がオープンした。

コースメニューの一品

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 店舗面積は52坪、席数は個室4部屋を含み44席。店内には本多さん自らが買い付けたスペインや日本のアーティストの絵や花瓶を飾り、内装はシンプルながら、店名にもなったサンセバスチャンの「スリオラ海岸」をモチーフにした水彩画も現在依頼中。

 本多さんは、フランス、ジューネーブを経て、スペインでは、上質な素材を使った調理技術や食の楽しみ方に日本と通じるものを感じ衝撃を受けた。スペインのレストランで4年間修行しシェフも務め、帰国後は、4年連続でミシュランの2つ星を獲得している「日本料理 龍吟」(港区六本木7)に入店。その後、同じく4年連続ミシュラン2つ星のスペイン料理「レストラン サンパウ」(中央区)でスーシェフを担当。満を持して開いた「スリオラ」では、「スペインに恩返しがしたい、バスク地方のサンセバスチャンをもっと多くの人に知ってもらいたい」という。

 メニューはおまかせコースのみで、スペイン料理のエッセンスを柱に、素材の良さを生かしたシンプルで美しい料理に仕上げる。ランチコース(4,800円)は一部をプリフィクスにし、アミューズと、タパス感覚で楽しめる前菜2皿、メーン(肉か魚)、デザート、プチフール、カフェという内容。ディナーコース(1万1.000円)は、アミューズ、前菜3皿、魚料理、肉料理、チーズプレート、デザート2皿、プチフール、カフェという内容。

 ドリンクは「料理の値段を考えて、思いきり楽しめる価格にした」(マネジャーの高橋良徳さん)と話す通り、スペインワインを中心にボトルで3,000円から、グラスで600円から用意するほか、ビール(600円~)やミネラルウオーター8種もそろえた。

 営業時間は、ランチ=11時30分~13時(ラストオーダー)、ディナー=18時~21時30分(ラストオーダー)。月曜定休。

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