東京タワー（港区芝公園4）で3月28日、室内イルミネーション「Tokyo Warm Light 2013」が始まり、2013年の東京タワー・アンバサダーに任命されたバイオリニストのMeiさんらが点灯式を行った。

点灯式に参加した前田伸社長、Meiさん、ノッポン兄弟

　「Tokyo Warm Light」は大展望台1階の天井や窓ガラスの上下部分に2万5000個のLED電球を装飾し、大展望台内を桜色にライトアップするもので、今年で2回目。毎時0分と30分からは7分間の光のショー「Warm Light Symphony」も行う。4月30日までは限定「桜ライトアップ」として桜の花をちりばめたライトを天井からつるす演出も。

　28日に行われた点灯式には、日本電波塔の前田伸社長、この日アンバサダーに任命されたMeiさん、ノッポン兄弟が出席し、Meiさんのアンバサダー任命式も行われた。前田社長は「東京タワーは今年電波塔としての役割を変化させる節目の年を迎えたが、引き続き東京タワーを日本のために活用し、世界に役立てていきたい。このライトアップは東京の街から見上げると展望台がピンクのほのかな光を放つように見えるので、明るい1年になるようにと春の恒例のライトアップにしていきたい」と話した。

　大分県出身で、イスラエル人を父親に持つMeiさんはヨーロッパなどでも活躍するバイオリニストで、今年から活動の拠点を東京に移した。「初めて東京タワーを見たのはイスラエルから帰国する飛行機の上から。非常に印象的だったその東京タワーのアンバサダーになれてとても光栄。東京タワーや日本の良さを世界に発信してより多くの人が笑顔になれるお手伝いができれば」とMeiさん。

　開催時間は16時～22時。入場料は一般＝820円など（展望台入場料）。5月26日まで。4月24日からは「東京×光」をテーマにしたアート展「Warm Light Museum」も開催。