六本木ヒルズのイベントスペースumu（港区六本木6）に1月25日から、都知事選に向け多様な人たちが政治について語る場「せんきょCAMP『東京』Festival」が開設される。

　「せんきょCAMP」は元内閣官房参与の田坂広志さんらが発起人となり、2012年11月にスタート。「若者の投票率を上げたい」という思いから、多くの人が政治に参加できる「参加型民主主義」の場を作ることを目標に掲げ、同月30日に「せんきょCAMP渋谷」を開いた。趣旨に参加した人は誰でも立ち上げることができ、これまでに「せんきょCAMP鎌倉」「せんきょCAMPさっぽろ」など全国30カ所以上で開かれている。

　今回は2月9日投票の東京都知事選挙に向け、「皆で集まり大切なことを語りあい、できるなら候補者の皆さんのお話を直接聞く機会があったら素晴らしいと思い、これまで若者たちが中心となって全国で開催されてきた『せんきょCAMP』を、都知事選に向けても大きくスタートすることにした。多様な人々が集い、自分の考えを自由に話し交流できる場が生まれれば、その先に素晴らしい選挙、そして素晴らしい社会が生まれると思う」と事務局の鈴木幸一さんは話す。

　会場は茶も楽しめるカフェとしてコミュニケーションを求める人々が集える場にするとともに、立候補者や政党関係者などをゲストに招き、参加者との対話を通して政治参加の意味を考えていくイベントを1日3回行う予定。来場する立候補者は未定だが、細川護煕さん、宇都宮健児さん、田母神俊雄さんらに声を掛けており、「来ていただけるのではないか」と鈴木さん。他に音楽イベントなども予定する。イベントの詳細はホームページに順次掲載する。

　開催時間は12時～22時。イベントは毎日12時、15時、19時30分ごろからを予定。入場無料。今月31日まで。