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国立新美術館で「シェル美術賞2014」-受賞・入選作品52点を展示

シェル美術賞グランプリを受賞した野原健司さんの「いつも」

シェル美術賞グランプリを受賞した野原健司さんの「いつも」

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 国立新美術館(港区六本木7、TEL 03-6812-9921)で12月10日、「シェル美術賞2014」の受賞・入選作品52点の展示が始まった。

グランプリを受賞した野原健司さん

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 昭和シェル石油(港区)が、国内の現代美術発展に寄与することを目的に1956(昭和31)年に創設し、今回で43回目の開催。現代美術を担う将来性のある若手作家(40歳以下)を対象に、7月1日より作品を募集。564人の作家から815点の応募があり、審査員長の本江邦夫さん(多摩美術大学教授)、審査員の木ノ下智恵子さん(アートプロデューサー・大阪大学コミュニケーションデザイン・センター特任准教授)、保坂健二朗さん(東京国立近代美術館主任研究員)による審査により、野原健司さんの「いつも」がグランプリに選出された。「絵を描くことは普段の生活とすごく近いところにあり、ずっと続けていることなので、受賞のお知らせを聞いたときはとてもうれしかった」と野原さん。

 同展では、受賞・入選作品の展示を行うとともに、過去の受賞・入選作家のさらなるステップアップの機会創出を目的とした、昨年度審査員・昭和シェル石油推薦作家4人の近作・新作を展示する「シェル美術賞 アーティスト セレクション(SAS)2014」を実施。今回から来場者の投票による「オーディエンス賞」を設け、受賞・入選作品の中から選出を予定する。選出作品は、作品画像とともにウェブサイトで発表する。

 会期中の13日(14時~15時)には、審査員と今回の受賞作家7人によるアーティストトークの開催も予定する。

 開催時間は10時~18時(12日・19日は20時まで、最終日は16時まで)。入場料は一般=400円、大学生=200円。シェル美術館賞公式ウェブサイトで100円の割引券をダウンロードできる。今月23日まで(16日は休館)。

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