東京タワー（港区芝公園4）フットタウン2階で現在、「今年の顔展 2019 in 　TOKYO TOWER」」が開催されている。

会場の様子

　東京タワーと似顔絵の関わりはは古く、東京タワーが開業した3年後の1961（昭和36）年、大展望台（現メインデッキ）で「似顔絵大会」が初めて開かれ、1966（昭和41）年には当時のタワービル（現フットタウン）に似顔絵コーナーが常設。その後、展望台やタワービル内など、何度も場所を移動しながら似顔絵の伝統は引き継がれ、東京タワー全面リニューアル後の2006（平成18）年から、似顔絵コーナー「似顔絵ストリート」がフットタウン2階に常設されている。

　今年の応募総数は727票。9回目となる今回は、10月21日～11月25日の約1カ月間、フットタウン内に投票箱を設置し、来塔者から「今年最も輝いた有名人」を記名式で募集。集計後、似顔絵師たちは、得意な画風やタッチで「ベスト10」に決定した有名人の似顔絵制作に着手し、新作の似顔絵を展示している。

　今年の順位は（以下、敬称略）、1位＝ラグビー日本代表（128票）、2位＝りんごちゃん（62票）、3位＝イチローさん（40票）、4位＝八村塁さん（23票）、5位＝King & Prince（22票）、6位＝米津玄師さん（21票）、7位＝嵐（19票）、8位＝菅官房長官（18票）、9位＝あいみょんさん（14票）、10位＝IZ*ONE（11票）。番外編として、ジャニー喜多川さん、八千草薫さんが選ばれた。

　東京タワーエンターテイメント課の柏木広水さんは「今年はラグビー日本代表やイチロー選手、八村選手などスポーツ選手が上位に入り、スポーツ熱の高まりを感じた。2020東京五輪の開催を前に、東京タワーにお越しいただき、2019年を振り返ってほしい」と呼び掛ける。

　営業時間は9時～22時50分。入場無料。来年1月5日まで。