森アーツセンターギャラリー（港区六本木6）では12月6日より、写真展「福山雅治『PHOTO STAGE～記憶の箱庭～』」を開催する。

　同展は、アーティストの福山雅治さんがキュレーションする写真展で、福山さんの初写真集（作品集）「f5.6のハロー 1/125のサヨナラ」（小学館刊）の発売を記念して開催されるもの。「写真すること」をテーマに、5人の写真家による作品を含めた約250点の作品が展示される。

　館内は大きく3つのステージ（作品コーナー）に分かれ、ステージ1の「被写体 福山雅治を捕らえた写真家たち」では、レコーディングやライブツアー、海外旅行などの様子を撮影した、写真家の大村克己さんや瀬尾浩司さん、ハービー・山口さん、HIDEO OIDAさんの作品を展示。ステージ2の「HOMAGE/オマージュ・植田正治に捧ぐ」では、2005年に「植田正治写真美術館」（鳥取県）で開催された、写真家の故・植田正治さん、服飾デザイナーの菊池武夫さん、アートディレクターの故・堀内誠一さん、福山さんによるコラボレーション展を再現。ステージ3の「f5.6のハロー 1/125のサヨナラ」は、写真集の発表記念作品展で、福山さんが10年間で旅した世界約20カ国で撮りためたモノクローム写真約90点を展示する。開館時間は10時～20時、会期中無休。入場料は一般＝1,500円ほか。館内では限定グッズも販売する。2007年1月14日まで。

　所属するアミューズ（渋谷区）の広報担当者によると「（福山さんが）写真を本格的に始めたのは10年前から」で、2000年に開催されたシドニーオリンピックではテレビ朝日（六本木6）の公式カメラマンとして参加、2004年9月には初の個展をスパイラルガーデン（南青山5）で開催するなど、写真家としての活躍も多い。同展開催にあたり福山さんは「写真することの楽しさ、出逢うことの素晴らしさを感じていただければと思います」としている。（写真＝福山雅治 1998年©Masaharu Fukuyama）

福山雅治「PHOTO STAGE～記憶の箱庭～」（六本木ヒルズ）