六本木のフランス料理店「TABLE MOTOH（ターブル モトオ）」（港区六本木7、TEL 03-6384-5885）が現在、テークアウトメニューを販売している。

「仔羊のクスクス モロッコスパイス」

　2019年7月にオープンした同店。「街に根付いた『食堂』のようなアットホームな料理と空間」をテーマに、旬の食材を使ったフランス料理と酒などを提供する。今回、新型コロナウイルスの影響により4月7日からテークアウト販売を始めた。店内の消毒や換気を常に行い、従業員はマスクを着用する。

　用意するテークアウトメニューは、オーストラリア産の仔羊（こひつじ）の肩肉と野菜とラムボールをモロッコ風のスパイスを利かせて煮込み、粉状の料理「クスクス」と合わせた「仔羊のクスクス モロッコスパイス」（1,091円）などがある。豚バラ肉の角切りをしょうゆなどの調味料とスターアニスなどの香辛料で煮込み、ご飯にかけて半熟卵と合わせた「魯肉飯（ルーローハン）」（910円）や、パテやポークリエット、レバーペーストなどと季節の食材を使った9種類の前菜を盛り合わせた「前菜盛り合わせ」（3,636円）なども提供する。

　店主の菊地基央さんは「店を構えて間もなく1年を迎えようとしているが、お客さまのおかげでここまでやってこられた。店内は肩肘を張らずに気軽に本格的な料理が楽しめる雰囲気づくりを意識しているので、まだ足を運んだことがないという人も一度足を運んでほしい。クミンやコリアンダーの香辛料を利かせたクスクスは病みつきになる」と話す。「ディナーでは季節の食材の持ち味を生かすことを目指して料理を提供している。シンプルかつ大胆に個性的な料理を堪能してほしい」とも。

　営業時間は11時30分～15時、18時～23時。日曜定休。